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1969(昭和44)年。日産サニー1000cc を配達車に、従業員3人での「鶏料理 伊藤」が歩み出しました。創業者である先代が「鶏は豚や牛より仕入れ値が安く、お客様に低価格でヘルシーな料理を提供できる」と考えたのが始まりです。

鶏は、骨はスープ、内臓はモツ炒め、というように一羽余すことなく使えます。たっぷりの野菜とともに親鶏の髄液からうま味を引き出すことで納得のいく鶏ガラスープが完成し、「鶏めし」「鶏カレー」「鍋焼きうどん」、さらに清水町・田村素麺の麺を使用した「鶏ソーメン」ができました。

当時のお得意様は帯広市役所や国鉄、雪印さんなど。近所のご家庭からも電話で注文をいただき、毎日、年中無休で出前も届けていました。

旧店舗を火災で焼失した後、先代と現社長が、ほぼ手造りで新店舗を建てました。基礎となる生コンから手掛け、柱を立て、軽量鉄骨をジャッキーで持ち上げて組み、ボードの中にグラスウールを入れ、壁を張って色を塗り、外壁はモルタル漆喰で仕上げました。インテリアは、骨董品や農家さんから譲っていただいた素材をリメイクして磨くなど、ひとつひとつのアイディアを形にしてきました。

バラエティー豊かな料理はもちろん、思わず心が弾むような楽しい空間で、大切なひとときを過ごしていただけましたら幸いです。

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